スコットランドのウィスキ-の6つの地域とその特徴
スコットランドのウィスキ-はスコットランド各地で作られていますが、その6つのエリアをご存知でしょうか。
私たちは、それぞれのエリアの蒸留所を合計50ヶ所ほどまわってきましたが、6つのエリアのそれぞれ特長や目指すウィスキ-を知れてとてもおもしろかったです。
その6つのエリアとその特長をご紹介していきます。
参考記事:[スコットランドのマップ付]見学ツア-のあるウィスキ-蒸留所一覧
▲ 何ヶ所知ってる?50ヶ所のウィスキ-をめぐってきた
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目次
– ハイランド(青)
– ローランド(黄緑)
– スペイサイド(黄)
– アイラ(茶)
– アイランズ(赤)
– キャンベルタウン(オレンジ)
ウィスキーの6つのエリアがあります。
それぞれわかりやすいように、メインシティも書いていますが、大きな都市である、グラスゴーやエディンバラはローランドのエリアにあります。
もちろん各蒸留所によって違う味わいが味わえますが、それぞれのエリアの大まかな特徴をご紹介します。
ハイランド地域のウィスキ-の特長グラスゴーの街からバスで北へ約30分ほどの距離にあるグレンゴイン蒸留所がちょうどハイランドとローランドの境目だそうです。
それより北の広いエリアがハイランド。
広いので、それぞれ特徴がもちろん違うのですが、フルーティーな香り、複雑でバランスの取れた味わいが特徴と言われています。
デュワーズの原酒を作っていることでも知られるアバフェルディ蒸留所もあります。
代表的な蒸留所 : クライヌリッシュ蒸留所 / トマ-ティン蒸留所 など
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フルーティーで軽やかな味わいが特徴と言われています。
個人的に感じたことは、特にジョニーウォーカーの原酒の一つであるグレンキンチーのベースのウィスキーをいただいたときに、レモングラスのようなさわやかさを感じました。
オーヘントッシャンでは3回蒸留しているアイリッシュ特有の作り方をしてるので、スムーズな味わいを感じられます。
代表的な蒸留所 : グレンキンチ-蒸留所 / オ-ヘントッシャン蒸留所
スペイサイド地域のウィスキ-の特長蒸留所が特に集中するするエリアで、有名どころも多いスペイサイドの地域。
甘くてフルーティーでまろやかなウィスキーが多いです。
私たちはピートを使いませんと明言する蒸留所も多い印象でした。
中には、一部のウィスキーにピートを使う蒸留所もあります。
代表的な蒸留所 : グレンリベット蒸留所 / グレンフィディック蒸留所 など
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ウィスキー好きの方なら、ある意味、聖地のような場所がアイラ島です。
私たちも絶対に行きたかったので、一番最初に行きました。
特徴としてはなによりも、ピートを使ったスモーキーさ。
ほとんど蒸留所がピートを使っていますが、スモーキーさの違いを楽しむのにはとてもオススメなウィスキー。
代表的な蒸留所 : ラフロイグ蒸留所 / ア-ドベック蒸留所 / ブルックラディ蒸留所
アイランズ地域のウィスキ-の特長アイランズは、スコットランドの周りにある島々。
タリスカーがとても有名ですが、島にあるだけあって、潮(塩)っぽい味わいと、ピートを使ったスモーキーな味わいを楽しめることが多いです。
アラン(ロックランザ)蒸留所もアイランズですが、今はピートを使っていません。
同じ島にあるラグ蒸留所がピートを使うなどして違う特徴のウィスキーを作っているそうです。
代表的な蒸留所 : タリスカ-蒸留所 / ハイランドパーク蒸留所 / スキャパ蒸留所
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かつてはたくさんの蒸留所があったキャンベルタウンの街ですが、今はもう3ヶ所しかありません。
アラン島とも近く、アイランズの雰囲気とも似たようなウィスキーもあります。
潮っぽさと複雑で深みのあるウィスキーが特徴と言われています。
代表的な蒸留所 : スプリングバンク蒸留所 / グレンスコシア蒸留所
まとめエリアの違いをご紹介しましたが、エリアの中でももちろんウィスキーの味わいが違います。
お金を出せば,もっと濃厚なリッチなウィスキーを飲むことができるのですが、それほど高くないベースとなるウィスキーも違いを楽しめます。
つけている樽によっても味わいが変わりますが、大まかな違いを知ることで、選ぶウィスキーを考えるきっかけになれば幸いです。
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